猫は喋りませんが、気持ちを仕草や声で表現します。仕草別に猫の気持ちをみてみましょう。
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猫のサインを読み取ろう
猫をよく観察すると、その時々の猫の気持ちを猫は体全体で表現しています。
普段はクールな態度で過ごしている猫でも、飼い主に対しては、かまってほしい、甘えたいというサインを出します。そのサインを見逃さず、たっぷり飼い主は可愛がってあげましょう。
また、猫は視線を合わせることを嫌う動物です。目を合わせるということは、戦闘態勢を意味します。信頼している飼い主にじっと見つめられると、ソワソワしてしまうので、なるべく長い時間見つめないようにしましょう。
猫の鳴き声で分かる猫の気持ち
猫が鳴くのは何かを訴えている場合が多いです。鳴き声ごとに、どのような気持ちか理解しましょう。
- ニャー…「早くしてよ!」など猫が要求している
- ニャッ…「やっほー!」など挨拶している
- ナオーン…発情期に出す鳴き声
- ニャオ!…「早くして!!」と強い訴えの気持ち
- ミャオーン…ちょっと甘えて「ご飯ちょーだい」と言っている
- キューキュルル…「ねぇ、遊ぼうよ!」
- ・・・・…何か経過を観察している時
- シャー…かなり怒っており、「近づくな!」という意味
猫のしっぽの動きで読みとる猫の気持ち
猫の体の中で、しっぽは気持ちが出やすい部分です。しっぽの状態を見て、猫の気持ちを知りましょう。
- しっぽがピンと立っている時…ご機嫌の時、ワクワクして喜んでいる時。
- しっぽが水平に伸びている時…何かを見つけて興味津々の時。
- しっぽを体に巻き付けている時…リラックスの状態。相手に心を開いている時。
- しっぽの先だけ少し動かしている時…猫が不安な時、緊張している時。
- しっぽをだらんと下げている時…しょんぼりしている時、寂しい時。
- しっぽを後ろの足の間にしまっている時…怖がっている時、機嫌が悪い時。
- 頭を低くし、おしりを上げて、しっぽを膨らませている時…完全に怒っている時、近づかないようにしましょう。
猫の表情で分かる猫の気持ち
猫の目とヒゲを見ているだけで、猫の気持ちが分かります。ネコの感情を判断してみましょう。
- 嬉しい時…耳は前に向いている、目は少し閉じ気味、ヒゲはピンと立ち少し上向き、のどはゴロゴロ
- リラックスしている時…耳は前に向いている、目は少し閉じ気味で瞳孔が大きくなったり小さくなったりする、ヒゲは脱力、のどをたまにゴロゴロ
- 驚いている時…耳はピンと立っている、目と瞳孔が開いている、ヒゲは水平方向にピンとしている、口が少し開き気味
- 怒っている時…耳はピンとしていてやや後ろに倒れている、目と瞳孔が開いている、ヒゲはピンとしてやや前向き、「シャー」と言う場合もある
- 怖い時…耳は横か後ろに伏せている、目と瞳孔が開いている、ヒゲはピンとして後ろ向き、のどをゴロゴロする場合もある
- ご機嫌ななめの時…耳はピンとして水平方向に倒れている、目と瞳孔が開いている、ヒゲはピンとして前に突き出している