ペットショップやブリーダーから子猫を購入し初めて家族として迎える場合は、スムーズに新生活を始めることが出来るように事前に準備を整えておくと安心です。
ここでは子猫に必要な用品、お世話、家族の生活リズムについてご説明させていただきます。
子猫のために購入しておくべき用品
通常子猫の離乳は生後60日ごろが目安です。
猫は環境の変化に大変敏感でこれ以上早期の離乳は子猫に過剰なストレスを与え、引き取り後の飼育、発育も困難をきたします。
ペットショップやブリーダーでは離乳が完了し市販のキャットフードを食べることが出来るまでに育った状態で引き渡しとなるので、家庭に迎えてからはキャットフードを常食と考えます。
猫は誕生後、生後一年ほどで体重が10倍以上にも大きくなります。そのため用品の購入は成長に合わせて都度サイズを確認し、買い足すことをお勧めします。
生後数か月の子猫を家族に迎える時は下記の用品を最低限そろえておくと安心です。
・サークル
・トイレトレー
・トイレ砂
・キャットフード
・粉ミルク
・ペット用ヒーター
・ベッド
・キャリーバック
家族に迎えた直後の子猫は大変神経質で緊張しています。一時的に食欲不振を起こすこともあるので、キャットフードは子猫が食べなれたものを用意し、万が一の場合に備え粉ミルクも購入しておくと安心です。
最寄の動物病院の連絡先、診療時間
親猫や兄弟から離れた直後の子猫は体調不良、食欲不振、下痢、風邪など様々な不調を起こすことがあります。
そのような時にすぐに相談できるよう最寄の動物病院の連絡先、診療時間を確認しておく必要があります。
最近は都内を中心に猫専門の病院や待合室を犬猫で区分した病院などが続々と開業しています。
子猫のストレスを軽減し、経験豊富な獣医師の診察を受けるためにもこのような専門病院が近隣にないかも併せて確認をしておくと安心です。
また動物病院では診察費用の支払いにクレジットカードの利用が可能な場合とそうでない場合とがあります。
動物の医療は全額飼い主の負担となるので、場合によっては突然数万円単位の出費が生じることがあります。支払い方法に関してもあらかじめ確認をしておく必要があります。
ペットショップやブリーダーでは子猫の購入時にペット保険への加入を案内するケースが増えています。加入をした場合、月々の掛け金の負担というデメリットはありますが、万が一の時には多いな助けにもなります。
加入についてはあらかじめ検討をしておく必要があります。
家族がすべき毎日のお世話
子猫っは生後半年を迎えるまでは、まだまだ体調、発育が不安定です。中には食が細く手がかかることも少なくありません。日中に仕事などで留守番をさせる時間が長い場合や他猫と同居をさせる場合など、必ず子猫が都度十分な食事を摂取できていることを確認し、食欲不振による低血糖を予防しなければなりません。
子猫の食が進まない場合は高カロリー栄養剤などを活用し飼い主不在中の体調不良に対策を講じておかなければなりません。
もし食欲不振、下痢、風邪など子猫に健康とは言えない気になる症状があるときはすぐに動物病院を受診し早期治療を施してあげると安心です。