猫はしつけも散歩も不要で、忙しいご家庭でも飼いやすいペットとして大人気です。
ペット飼う上で何よりストレスに感じるのはトイレのしつけとその失敗です。室内でペットがトイレを失敗するとその掃除はもちろん残り香も大変不快で家族のストレスになります。
子猫のトイレは母猫の真似事で覚える
猫は大抵の場合、授乳期間中に母猫がトイレをする様子を真似することで同じようにトイレを身に着けます。
母猫の後を追いトイレを済ませ砂をかける様子を見て、自分も同じように行動をします。
ただ中には生後間もない時期に母猫から離れてしまいトイレの習慣を目にすることなく育ってしまう事もありますが、新しい環境で飼い主が手助けをしてあげることで必ず身に着けることが出来ます。
子猫のトイレは清潔、低いことが原則
子猫を家族に迎えたり、ペットショップで購入した場合、まずはトイレを設置してあげましょう。
トイレトレーは常に清潔に保つ事が出来るようにプラスチックなどの素材がおすすめです。
このトレーは子猫であればA4サイズの書類用トレーでも代用できます。市販の猫用トイレトレーは成猫サイズを想定しているので、まだ体が小さな子猫の場合トイレへの出入りがスムーズにできず、つい手近な場所でトイレを済ませてしまう事もあります。
子猫の間は、トイレは出入りがスムーズにできる浅い物を選らんであげましょう。
子猫のトイレのしつけは基本的に誘導などは必要なく、砂を入れたトイレトレーをサークル内に設置しておけば完了です。
最初はトイレトレーの使い方がわからずに別の場所で済ませたり、トイレの中で寝てしまう事もありますが次第に使い方を理解できます。
人間が手助けをするのは、トイレの掃除だけで十分です。猫はとてもきれい好きな動物なので、トイレの汚れを大変嫌います。猫がトイレを済ませた後はすぐに片付けを行い、新しい砂を補充しいつでも快適に使えるよう整えておいてあげましょう。
健康管理のためにトイレの状況は常に確認
生後一年未満の子猫は大変デリケートで健康面が不安定です。
一見元気に遊んでいるように見えていても、突然食欲不振に陥ったり、下痢をしたり、伝染性疾患を発症することがあります。
子猫の病気は早期発見、早期治療が欠かせません、
この病気や不調を早期に発見し適切な治療を行うには、日々のトイレの状況で便を確認する方法が最も確実です。
子猫の便にもし軟便や下痢、少量の血液や粘膜が混ざるなどの異常があれば体調不良のサインです。
この便は少量をサランラップで包み乾燥や飛散を防ぎ、動物病院へ持参すればすぐに検便検査を受けることが出来ます。
検便検査では寄生虫の有無や伝染性疾患の有無、病気の理由を特定することが出来ます。
子猫は下痢が続くと食欲不振を合わせて招く場合が多く、状況によっては脱水症状を起こすこともあります。下痢が続く場合はその旨を動物病院に相談し点滴などの処置を受けることも考えてあげましょう。
猫は手がかからない、飼いやすいと言われていますが、これはあくまでも生後一年を過ぎ成長を終えたあとのことです。成長段階では大変繊細でかかるのできちんと日々の状態を把握してあげることが大切です。