猫

猫の歯磨きの方法と口臭の予防と対策

長寿化で必要になってきた猫の歯磨き

猫に歯磨きが必要だなんて、少し前までは言われていませんでした。が、ここ10年ほどで猫の室内飼育の増加やエサの質の向上に伴って、寿命が延びてきました。寿命が長くなったぶん、歯周病などの病気にかかる猫が増えたことから、歯磨きの必要性が言われるようになりました。

猫に歯磨きに慣れてもらうには

子猫時代から歯に触られることに慣れさせておくのが一番ですが、もう大人の猫だけど歯のケアをしたいと思う飼い主さんも多いと思います。そういう場合は、少しずつ段階を踏んでいってみてください。
1,口の周りを触ってみる
あごや頰をなでられるのが好きな猫が多いので、その辺りを触りつつ口の周りにもついでのようなふりをして触ってみましょう。

2,唇をめくってみる
ぶにっとめくる感じで、歯がちらっと見れるくらいまでめくってみましょう。

3,口を開けてみる
両方の頰をぐいっとはさむか、前歯の間に軽く指を入れてパカッと開けてみましょう。

4,指を突っ込んでみる
人間でも口の中に指を入れられたら、かなり驚きますので、猫にもその気持ちで挑みましょう。このとき、猫缶のスープなどを指に付けておくと抵抗されることが減るかも知れません。

5,歯を触ってみる
指を入れることに慣れてきたら、ガーゼを巻いた指や軍手をはめた指で歯をこすってみましょう。特に歯石の溜まりやすい奥歯に重点をおいてください。

ここまでの作業をしても嫌がらなくなったら、歯ブラシを試してみてください。

歯ブラシで行う猫の歯磨きの仕方

まず、歯ブラシは猫用、もしくは、乳幼児用のヘッドが小さくて、ブラシの柔らかいものにします。歯磨き粉は人間用のものは絶対に使わないで下さい。猫にとって毒になる成分も含まれていることがあります。歯ブラシに水だけ付けて磨くか、猫専用の歯磨きペーストを付けて行います。ペーストは、猫がおいしいと思う味がついていたり、歯石が付きにくくなる成分が入っているので使うことをおすすめします。

ブラッシングのやり方は、人間で言われている感じとほぼ同じです。歯の表面だけでなく、歯周ポケット(歯の付け根、歯茎との隙間)の汚れも落としたいので歯の表面に対してななめ45度にブラシを当てます。猫の歯は小さいので、1本ごとを磨く意識で小刻みに動かします。上の奥歯が一番汚れが溜まりやすいので、重点的に磨きます。

肝心なのことは、歯茎が柔らかくかんたんに出血してしまうため、力を入れずにブラシの毛先を軽くあてがう感覚で優しく磨くことです。猫も痛がって、歯磨きが嫌いになってしまいます。

嫌がったらすぐに中断する、抑えつけてむりやりしないなど、あくまで猫の気持ちを汲んで行うことも大切です。歯磨きをした後に、好きなおやつをご褒美としてあげる習慣を付けておくのもひとつの手です。

どうしても歯磨きを嫌がるねこには

先述したような手順を踏んでも、いっこうに慣れてくれない猫にはこのような手段でも何もしないよりは効果があります。
・歯を触ることができる猫なら、歯磨きペーストだけでも塗る
・歯ブラシがだめという猫なら、綿棒を口に入れてみる
・乾燥させたヘチマや、デンタル用おもちゃなどを嚙ませる
・デンタルケア用のエサを与える

飼い主の負担もありますが

歯磨きの頻度は、食べカスが歯垢になるのに食後24時間ほどですので、やはり毎日行うことが理想です。しかし、多頭飼いで何匹も飼っているおうちだと飼い主さんへの負担もなかなかのものになってしまいます。なので、週に数回、多頭飼いなら日替わりで1日1匹の周期で歯磨きをする猫を変えていくなどはいかがでしょうか?

歯は一生物です。人間と同じように、愛猫の歯も大事にしてあげるように歯磨き習慣、つけていくようにしたいですね。

むあっと漂う猫のお口のにおい

猫をひざに乗せて座っていると、おもむろにおかしな臭いがむあっと上がってくることがあります。猫が、あくびをして口を大きく開けると口の中のにおいが漂ってくるのですね。数十センチ離れていてもしっかり鼻に届くけっこう強めの猫の口臭。

病気の心配はないのでしょうか? また、口臭を抑える方法はあるのでしょうか?

口臭が強くなる原因

野生の猫はネズミや小鳥の肉を食べるため、あまり歯垢はつきません。ですので、口臭もしないことが基本です。

しかし、現代の猫はドライフードを主食としているため、カケラが歯の隙間にはさまりやすく歯垢が溜まり、結果歯石のできやすい食生活となっています。ウェットフードに至ってはすでにこまかくなった肉や魚の身なので、ドライフードよりも歯垢の原因になりやすく、口臭の原因にもなりやすいです。

その、歯石や歯肉炎が口臭の原因になっています。正確には、その歯石に菌やウイルス集まり、臭いの原因となります。

口臭をおさえるには

・歯磨きをする
口臭の原因の半数以上が口腔内の問題によるものですので、歯石を付かないようにすることが大切です。なので、歯磨きをすることがもっとも効果的です。歯磨きをすることで歯石、口臭だけでなく、歯槽膿漏や歯肉炎の予防にもなるのでできるだけ取り入れたい習慣です。

人間と同じように歯ブラシを使いますが、毛は一番柔らかいものを。ヘッドも小さい、幼児用を使うと良いでしょう。猫用の歯磨きペーストを併用すると、磨く以外のケアもできるので効果が高くなります。

ブラシを嫌がるようでしたら、指にガーゼを巻きつけて拭く。それも無理なら、猫用デンタルケアのペーストやスプレーをするだけでも効果はあります。

・フードを変える
ドライフードも歯石の原因にはなりますが、同時に堅さで歯石の予防にもなります。ウェットフードのほうが歯の汚れになりやすいので、ドライフードをメインに与える。また、そのドライフードも普通のものより大きく堅めにできたデンタルケアができるものや、口臭予防になる天然の成分が入っているフードを与えてみても良いでしょう。

ただ、すでに歯石がしっかり形成されてしまっている2歳以上の猫ですと一般的なケアでは取り除くことはできません。獣医師に相談するか、歯石取り専用のスプレーを使うなどをしてから、日常のケアをするようにしてください。

また、フードに関しては根本的に質の良いもののほうが口臭がしにくいようです。人工添加物などが大量に使われている安いフードは免疫力が下がる、歯石自体にも添加物が溜まるなどして口臭の原因につながります。

・動物病院での定期的な検診
口腔内が原因なのか、体の中から出ているにおいなのか。それを判断するには、やはり日頃の健康チェックが大切です。

また、歯石ケアをしている・していないに関わらず口臭が酷くなっているようでしたら、病気にかかっている可能性がとても高いので、健康状態を知るひとつのバロメーターとしても活用できます。消化器の不調以外にも、猫風邪、肝臓疾患、腎不全の疑いもあります。すぐに動物病院で診察を受けるようにしてください。

日々猫のお口の観察とケアを

歯石ができるからといってエサを食べさせないわけにもいきません。歯磨きもいままでしていなかって猫ですとだいたいが拒否するでしょう。ですが、歯石は口臭だけでなく歯周病やほかの病気になる原因になることもあります。まずは一度、猫のお口の中をのぞいてみませんか? ついでに臭いも嗅いでみて、愛猫のお口の観察から始めてみましょう。

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