猫

猫の毛づくろいの理由や方法と猫アレルギー対策

猫の毛づくろいタイムは長い

一日の大変を眠っている猫ですが、その貴重な起きている時間の大半に何をしているのでしょうか? 答えは、毛づくろいをしてます。手で顔をこすこすこすったり、舌べろで体のいたるところを舐めたり、それは丹念に時間をかけてケアをしています。なぜ、そこまで時間をかけて毛づくろいをする必要があるのでしょうか?

毛づくろいの効果

毛づくろいには、主に5つの効果があるとされています。

・抜け毛やゴミなどをとりのぞいてきれいにしている
体毛のセンサーの感度を保つ、皮膚炎の予防などの効果があります。

・体温を調整する
猫には、人間とは違い肉球など一部しかから汗をかきません。そのため体温調節、特に暑さが苦手です。夏の暑い時には毛を舐めて唾液を付けて、その唾液の気化熱によって体温を下げます。逆に、冬の寒い時には温かい空気が毛で保たれるような毛づくろいをして、保温効果を高めます。

・緊張をやわらげる(転移行動)
不安になる、驚く、ストレスを感じるなど感情の起伏があると、その気持ちや動揺したことを相手に悟られないよう、自分を落ち着かせるために毛づくろいをすることがあります。

・体毛に付いた臭いを消している
野生では狩猟をして生きていたので、臭いがすると獲物に存在を気づかれてしまいます。そのため、狩猟が必要なくなったいまも名残として自分の臭いを嫌い、毛づくろいで消そうとしています。

・ビタミンDの自給
猫は毛づくろいもですが、日光浴も好んでします。これは、日光を浴びることによって毛にビタミンDを生成し、生成したビタミンDを毛づくろいで舐めることによって体内に取り入れているのです。

そのほかにも、毛づくろいのマッサージ効果による血行促進、虫が付きにくくするなどの効果があります。

ほかの猫を毛づくろいする効果

自分の毛づくろいをすることを「セルフグルーミング」といい、複数の猫同士の毛づくろいを「アログルーミング」と言います。

このアログルーミングは、親和行動と呼ばれる猫の愛情表現のひとつです。自分の体をほかの猫に舐めてもらうということは、相手に身をまかせる証の行動なので、信頼と仲間意識の表れです。

飼い主を毛づくろいしてくれる理由

猫がザリザリと飼い主も舐めてくれることがあります。嬉しい反面、痛いのでちょっと複雑ですが、これもアログルーミングのひとつで猫が信頼してくれている、仲間と認めてくれている証です。

お返しに舐めてあげることはできませんが、喉や頬など猫の好きな部分を撫でてあげることでより深い信頼関係が結ばれていきます。舐められてちょっと痛いのは、がまんしましょう。

毛づくろいのしすぎはストレスのサイン

注意しなくてはいけないのが、ハゲができてしまうほど毛づくろいをしてしまうことです。主にストレスによって毛づくろいをしすぎてしまうことがあり、またそのぶん毛を多く飲んでしまっている可能性が高いのでお腹に毛玉がたまりやすくなってしまいます。ストレスの解消を試みる、毛づくろいをやめないようならブラシをかけて抜け毛を予め減らしておくか、しばらくエリザベスカラーを付けるなどの対応をして様子を見ます。

ハゲている、一箇所を執拗に舐めるのは皮膚病やほかの病気のの可能性もあります。少しでも気になることがあれば動物病院で診察を受けるようにしてください。

高齢猫は飼い主さんが毛づくろいを

こんなに大切な猫の毛づくろいですが、高齢になると億劫になってしまうのかあまりしなくなります。そうすると、毛づくろいで得られていた効果、毛のツヤが失われる、清潔が保てなくなって病気になりやすくなる、フケが出るなどの影響が出てきてしまい体に良くありません。

そうなった時にはブラシをかけたり、蒸しタオルで拭いてあげると猫にとって毛づくろいの代わりになるケアを飼い主さんがしてあげてください。血行の促進にもなるため、健康維持に役立ちます。

誰にでも起こる可能性のある猫アレルギー

花粉症や食物アレルギーなど、近年どんどんアレルギーで苦しむ人が増えてきていますね。しかも、ある日突然発症するのもアレルギーの厄介なところ。つまり、猫をずっと飼っている人が、突然猫アレルギーを発症してしまう可能性は誰にでもあるのです。でも、そのせいで家族同然の猫を手放すのはつらいものがあります。猫アレルギーになっても、猫を飼うことはできるのでしょうか?

猫アレルギーの原因と症状

猫アレルギーになる原因は猫アレルゲンと呼ばれる猫のフケ、毛などとされています。空気中に浮いていて、それが体に入ってくるとアレルギー反応が出ます。

アレルギー反応としては、目が充血する・かゆい、くしゃみ・鼻水が出る、皮膚が赤くなる、咳が出るなどです。風邪や鼻炎、花粉症と同じような症状が出ます。重度になると喘息のように咳が止まらなくなり、大変苦しくなることもあります。猫が近くにいることを知らなくてもくしゃみや咳が出たり、猫に触っただけで触った部分が赤くなってしまったりすることもあります。

猫アレルギーに有効な薬などはないので、一度かかってしまうと完治することはまずないようです。そんな中で猫を飼い続けるのはつらいので、もし飼い始めることを検討している段階で、特にほかにもアレルギーをもっている人であれば予め病院でアレルギー検査を受けておくことをおすすめします。

猫アレルギーになってしまった、対処法は?

・猫自体を清潔に保つ
アレルゲンは猫の毛とフケですので、それらが落ちたり空気中に舞うのを防ぐために毎日のブラッシングと、月に1~2回のシャンプーをするようにすると良いです。

・部屋を清潔に保つ
ブラシをかけていても細かい毛などが落ちますし、そのほかのホコリもアレルギー反応の原因となるので最低1日1回は掃除をするようにします。その際、いきなり掃除機や掃き掃除だとゴミが舞ってしまい逆効果ですので、拭き掃除を重点的に行うようにしてください。また、カーテンなどの布類にも多くアレルゲンが付いていますので、布類のこまめな洗濯が必要です。

・空気清浄器を設置する
一番多く時間を過ごすリビングや、ホコリの立ちやすい寝室に置くようにすると良いでしょう。窓を開けての換気なども併せて、家の空気の循環をこころがけてください。

・服や部屋の布類をホコリのつきにく素材にする
特にウール繊維は目が粗く、毛がつきやすいので着用しないほうが良いです。絨毯やカーペットはアレルゲンが溜まりやすいので、片付けるか減らすことをおすすめします。基本的に表面がツルツルしている、織りが細かい素材の服やカバー類はアレルゲンが付きにくい、付いても落としやすいのでおすすめです。特に寝具はアレルギー用や防ダニ加工されているものを使用すると良いでしょう。

・一緒に寝ない
副交感神経が優位になる睡眠時は特にアレルギー症状が出やすくなります。一緒に寝ると猫の毛がふとんにたくさん落ち、アレルギーが悪化してしまう一因になりますので、ちょっと寂しいですが寝室には入れないようにします。

・アレルギーを軽くさせる努力をする
アレルギーを完全に治すのは難しいですが、軽くさせることなら可能とされています。

ストレスを減らす、適度な運動をする、野菜を中心にした食生活にする、睡眠をよくとるなど、基本的な生活をすることで体の免疫力が上がり、アレルギーなどにも効果があると言われています。

里親に出すことも念頭に

猫アレルギーになってしまっても、すぐに諦める必要がないことをおわかりいただけましたでしょうか? ですが、毎日の掃除など労力もかかりますし、小さなお子さんが発症してしまった場合だとつらそうで心が痛みます。症状が重くなると皮膚疾患や、呼吸困難に陥ることもありますので、手を尽くしてみても症状が良くなっていないなと思った場合は身を切られる思いだとは思いますが、猫を里親へ出すことを検討してください。

その場合でも安易に保健所に持っていったりするのではなく、知人友人の総動員、里親探しのサイトやサークルへお願いするなど、最後まで猫に責任を持ってくださいね。

関連記事

  1. 猫が喜ぶスキンシップを覚えてさらに仲良くなろう

  2. 自宅で行う猫のシャンプーのコツ

  3. 猫

    避妊去勢でトラブル回避につながる猫の発情期

  4. 猫の品種

    猫のしっぽが表す気持ちのパターン3種

  5. 猫

    猫のあくびをする時の気持ちとロシアンブルーの特徴と性格

  6. 猫

    猫がすりすりしてくる理由と毛の色別猫の性格一覧

  7. 猫

    猫の健康を維持するためのキャットフードの選び方を勉強しよう

  8. 猫

    ポイントを覚えて猫の健康チェックを習慣にしよう

猫のプロおすすめ記事

  1. 猫人気

    猫の癒し効果の科学的な根拠
  2. 猫の飼い方

    猫
    猫が人に懐くための方法と京都の人気猫カフェランキ…
  3. 猫の飼い方

    猫
    猫の健康を維持するための水の飲ませ方と水分補給法…
  4. 猫の飼い方

    猫
    知っておきたい猫の去勢避妊手術のメリットとデメリ…
  5. 猫人気

    猫
    猫がストレスを抱えてしまう原因と解決法
  6. 猫人気

    猫のしぐさ
    仔猫への離乳食の与え方や注意点
  7. 猫の特集記事

    猫
    SARAスクールジャパンの口コミ評判について
  8. 猫の飼い方

    猫
    ポイントを覚えて猫の健康チェックを習慣にしよう
  9. 猫の飼い方

    猫
    一人暮らしで飼いやすい猫の種類人気ランキング
  10. 猫の特集記事

    可愛い猫たちに会える東京のおすすめ猫カフェをご紹…
  11. 猫人気

    猫
    猫を飼いたいと思ったら、チェックしてほしい7つの…
  12. 猫の飼い方

    自宅で行う猫のシャンプーのコツ