猫

猫の血液型の仕組みと病気とチンチラの性格や特徴

猫の血液型はヒトの血液型とまったく同じではないことをご存知ですか。血液型は大怪我時や貧血、ガンなどで輸血が必要になるときに知っておきたい知識です。また、親猫と仔猫の血液型が違うことで起こりうる症状もあります。本稿では、猫の血液型をテーマとして仕組みや病気について取り上げます。

猫の血液型のタイプ

ヒトの血液型はA型、B型、O型、AB型の4タイプで知られますが、猫の血液型はA型、B型、AB型の3タイプからなります。猫の血液型のA型は日本における猫の9割を超えています。割合としては、A型は日本にいる猫の93パーセントを占めており、AB型は全体の5パーセント、B型は全体の2パーセントほどといわれます。AB型が生まれるのはスコティッシュ・フォールド、スフィンクス、ソマリ、バーマン、ラグドールです。AB型が多く生まれるのはラグドールで品種の中でも20%と極めて高いそうです。B型が生まれる品種はペルシャ、アビシニアン、ヒマラヤン、ブリティッシュショートヘア、スコティッシュフォールド、ソマリ、ブリティッシュショートヘア、エキゾッチックショートヘアなどの海外由来の血統種に多いです。中でもデボンレックス、ブリティッシュショートヘア、エキゾッチックショートヘアは30%以上がB型とされています。日本猫などの国内の雑種はほどんどがA型でたまにAB型が報告されているようです。

血液型遺伝子による仔猫の血液型の決定

猫の血液型が決まるのは、母猫と父猫との血液型遺伝子を1本ずつ受け継いだ、血液型遺伝子の組み合わせによります。以下に猫の血液型3タイプ(A型、B型、AB型)が生まれる組み合わせを列挙します。

・A型……A型遺伝子とA型遺伝子の組み合わせ、A型遺伝子とB型遺伝子の組み合わせ、A型遺伝子とAB型遺伝子の組み合わせ

・AB型……AB型遺伝子とAB型遺伝子の組み合わせ、B型遺伝子とAB型遺伝子の組み合わせ

・B型……B型遺伝子とB型遺伝子の組み合わせ

遺伝子はA>AB>Bで優性と想定されておりますが、2016年のアメリカ・ミズーリ大学の獣医科学チームの調査によると、A型遺伝子とAB型遺伝子の組み合わせでAB型が発言するというパターンも確認されました。A>ABという力関係に関しては仮と考えるのが良いでしょう。

猫の血液型が関わる症状の新生子溶血に注意

新生子溶血(新生子同種溶血現象・neonatal isoerythrolysis)とは、B型の母猫が生まれたA型の仔猫に対して初乳を与えたときに発症します。溶血とは、仔猫の血液中の赤血球が破壊されてしまうことです。母猫の初乳には血漿が含まれており、血漿中に含まれる抗体が、仔猫の血液中の抗原を攻撃してしまいます。重度の場合は何の兆候もないまま死に至る症状です。注意すべきは、母猫がB型で、父猫がA型の組み合わせです。B型の可能性のある品種を交配させる場合は、事前に動物病院で血液検査をしてもらうとよいでしょう。もし、B型の母猫からA型の仔猫が生まれたとしても、母猫が初乳を出す間は仔猫を遠ざけておくと新生子溶血を避けることができます。乳母猫の初乳を分けてもらう、もしくは人口授乳に切り替えることで対処できます。

猫の血液型と性格

日本では血液型占いなどの、人間の血液型で性格を判断するというのが人気があります。ヒトにもいえることですが、猫の性格は環境や遺伝的要素が大きく関わるものです。血液型だけで決まるものではありません。血液型と猫の性格はほとんどが関係ないようです。

血液型占いとは、ヒトの血液型がA、B、O、ABとバランス良く点在しているから成り立っているという考えがあります。日本の猫の9割がA型であるため、もし血液のパターンだけで性格が決まるのだとすれば、どの猫も同じ性質を持つということになってしまいます。多頭飼いの人はよく分かるように、血液型で性格が決まることはあり得ないでしょう。

ふわふわの毛が何とも愛らしいチンチラは、ペルシャと並んで気品ある猫として大変人気の高い品種です。チンチラはおとなしい性格というイメージが強く、膝の上に乗せていつまでも撫でていたいと思う人も少なくありません。そんな上品でおとなしいというイメージと反し、実はチンチラはアクティブで活発な子が多いのです。今回は、チンチラの性格や魅力について紹介します。

チンチラは活発で遊ぶことが大好き

長毛種というと、ペルシャやノルウェージャンフォレストキャットなどおとなしいイメージの猫が多いです。チンチラも長毛種なので、これらの猫と同じようにおとなしく穏やかな性格だと思われがちです。先にも触れましたが、チンチラはおとなしい面ももちろんありますが、どちらかというと好奇心旺盛で活発な性格です。新しいおもちゃにもすぐに興味を持ち、おもちゃだけでなく「おもしろそう」と感じたものにはなんにでも興味を示します。人間の物にも興味津々で、うっかり置いておいたものをボロボロにしてしまうなんてこともあるそうです。高いところに乗ったりジャンプしたり、アクティブに体を動かすことも大好きです。遊ぶ場所が十分でないとストレスが溜まってしまうこともあるので、たっぷり遊んであげましょう。

甘えん坊な性格もチンチラの魅力

チンチラは警戒心が強く、知らない人には警戒することが多いです。しかし飼い主に対しては警戒心は全く見せず、べったり甘えん坊な一面も持ち合わせています。しかしいつもべったり甘えてくるわけではありません。チンチラは基本はあまり触られたくない、構われたくないという子が多いです。自分の気分次第で飼い主にすり寄ってきて、一人でいたいときは呼んでも見向きもしないことも。そんなツンデレな性格がチンチラの魅力のひとつではないでしょうか。

チンチラのずんぐりした体形がかわいい

チンチラはその被毛の長さから、やや大きめの体格に見えます。チンチラの体型はやや短めの胴体に短い首、肩幅も広めです。座っている姿は正方形に近く、コンパクトにまとまって見えるのでずんぐりとした印象を与えます。この見た目からもゆったりと穏やかな性格のように感じられるのかもしれません。チンチラがくつろいでいる姿は優美で、ゴージャスな雰囲気もチンチラの魅力のひとつです。チンチラ愛好家の中では鼻が低いほど魅力的とされていて、キャットショーなどでも鼻が低いチンチラのほうが人気があります。

ブラッシングできれいな被毛をキープ

チンチラの魅力は、その美しい被毛です。ペルシャほどの長さはありませんが、猫の種類の中では長毛の品種のためブラッシングなどのお手入れは必須です。チンチラの魅力でもある美しい被毛をキープするには、こまめなお手入れが欠かせません。できれば毎日ブラッシングをしてあげることをおすすめします。ブラッシングをすることで毛の絡まりを防ぐだけでなく、ツヤを出す効果も期待できます。また、抜け毛の量を抑えたりグルーミングで毛を飲みこむ量が減ったりするので、チンチラを飼ううえではブラッシングを日課にすることが好ましいでしょう。コミュニケーションのひとつとして、ブラッシングを取り入れることをおすすめします。

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