猫

猫の雑種の特徴と猫のひげから感情や気持ちを読む方法

日本で見かける多くの猫は雑種です。近年では雑種という呼称が好ましくないという理由でミックスとも呼ばれます。本稿では、そんな日本人に馴染みのある猫の種類、雑種はどんな特徴を持っているのかを取り上げます。

日本で飼われている猫の78%が雑種

日本ペットフード協会の平成28年全国犬猫飼育実態調査によると、日本で飼われている猫の78%が雑種というデータがあります。続いてアメリカンショートヘア2.6%、ペルシャ2.1%、その他純血種17.3%と続いています。

貰ってきたり、拾ったりした猫は雑種が多いですよね。人気があるというよりは、数が多く飼うまでが容易であるということをこのデータは示しているようです。日本では雑種の猫が多く、雑種の猫同士の交配が進むためこのデータは変わらないでしょう。

雑種の猫の特徴

雑種の猫は別々の品種の猫が交配して生まれているので、遺伝子的に免疫力が強く病気になりにくいと言われますが本当でしょうか。

血統書付きの猫は身体的特徴を持たせるため人為的に交配を重ねられることがあります。その交配が近親交配の場合も多く、遺伝的に疾患を発症しやすくなります。

例えばペルシャは短い足や低い鼻が身体的特徴の猫ですが、多発性嚢胞腎と呼ばれる遺伝性疾患になりやすいです。遺伝子に異常が生じたため起きる病気です。

親が遺伝子的に病気になりやすい猫であれば子供もそれを受け継ぐため、雑種の猫でも病気になりやすい猫もいると思います。しかし、雑種同士の交配が進めば遺伝子に多様性をもたせることができ、遺伝子的に欠陥を持つ猫が比較的生まれにくいのです。

そのような理由から現在いる雑種の猫は比較的、病気になりにくい猫が多いと考えられます。

日本ペットフード協会の平成28年全国犬猫飼育実態調査によると、猫の2012年の平均寿命は14.45年で2016年の平均年齢は15.04年という結果が出ています。年々雑種が増えて病気にかかりにくい猫が増えていることも関係しているのではないでしょうか。キャットフードの質が上がっていることも考えられますね。

雑種の猫の種類

雑種とは違う品種間が交配をして生まれた猫の事を言います。一般的な説として日本猫の祖先は日本に昔からいた野生の猫ではなく、遠くエジプトで飼いならされていた猫が前3世紀頃にインドへ渡ります。そして5世紀頃中国へと広がり、6世紀仏教伝来とともに経典をネズミから守るために船に乗せられて日本に渡った猫が現在の日本猫の祖先だといわれています。

近年に海外から日本にやってきた猫が野良猫化して日本猫と交雑して生まれた猫が雑種ということになります。よって、雑種に明確な区別はありません。ただ、雑種の親が分からなくても外見からどの品種が交配したものか分かるかもしれませんね。血統書の血が濃い猫でしたら身体的特徴がより強く出ているはずです。

黒猫、三毛、茶トラなどの日本猫は明確には血統書付きの猫ではなく雑種のようです。昔は日本猫=雑種というイメージがあったそうですが、現在も日本猫は血統書付きの猫ではなく雑種ということです。

雑種の猫の寿命

一般的に雑種の猫は純血種よりも寿命が長いそうです。多くの純血種の猫は平均寿命が10年~13年であるのに対して雑種の猫は13~16年生きるというデータがあります。

遺伝的疾患が少ない丈夫な猫ほど生き残って代々交配を重ねていった結果、雑種の猫の平均寿命が伸びているのかもしれません。

まとめ雑種の猫

健康的な猫を飼いたい、長く付き合いたいという願いがあるなら雑種の猫を飼うとよいでしょう。平均寿命が長く病気になりにくい猫が多いと思われるため、より健康に生活していけるのではないでしょうか。

猫のひげがどのような役割をしているかご存知でしょうか。ヒトはひげを剃ってしまうので、そもそもの役割についてなんて分かりません。猫はどても長いひげを生やして、ヒトの目からも重要な役割をしていそうに見えますよね。また、猫を良く観察すると、表情や行動によりひげの向きが変わっていることがわかります。一説ではひげの向きから猫の気分を読むことができるというものがあります。猫の気持ちを少しでも分かりたい方は参考にしてみてはどうでしょうか。本稿では猫のひげをテーマに、その役割や特徴、ひげの向きによっての気分を取り上げます。

猫のひげの特徴

猫のひげは、またの名を洞毛(どうもう)、触毛(しょくもう・vibrissa)といいます。猫の目の上にも洞毛があります。ヒトのひげは洞毛ではなく体毛です。猫のひげの中で目の上の洞毛は上毛(じょうもう)と呼ばれます。上毛は約6本生えています。口の上に生えている、左右に長く伸びる洞毛は上唇毛(じょうしんもう)といいます。上唇毛は約16本生えています。顎の下に短く生えている洞毛は頭下毛(とうかもう)といい2~3本程度生えています。猫を前から見ると上唇毛の後ろにもひげが生えています。これを口角毛といい、1~2本生えています。他に頬骨の上に頬骨毛(きょうこつもう)と呼ばれるひげが生えており、本数は1~2本です。猫のひげの太さは体毛よりも2倍程度太いです。そして、体毛よりも3倍程度も根深く体内に埋め込まれているのが特徴です。

猫のひげの役割

洞毛の基本的な構造は体毛と同じです。しかし、毛包(もうほう・毛の根元でここから何本か生える)に海綿体様組織があります。そこに血液が流入して静脈洞を形成しています。静脈洞が洞毛の名の由来です。洞毛の感覚は三叉神経(さんさしんけい)によって伝達され、洞毛の運動は顔面神経によります。神経の数は体毛の数十倍で、空気の流れ、気圧の変化など、ひげが接触したものを鋭敏に感じることができます。ひげの感度はヒトの毛幅の2000分の1程度の動きを感知できるほど鋭いそうです。また、毛根部には横紋筋(おうもんきん・規則正しい横紋がみられる筋肉のこと)があります。洞毛の配列は変化しにくいので、他の猫科動物ライオンなどでは個体の識別に使われるそうです。

猫のひげの向きから分かる気持ち

一説ではひげの向きから猫の気分を読むことができるというものがあります。しかし、ひげの向きと猫の気持ちには例外が数多くあるようです。とはいえ、猫の気持ちを簡単に知りたいときには便利です。以下に記述されていることは参考程度に考えると良いでしょう。

猫のひげが前方に向いている

猫のひげが前のめりになっていたら、それは興味を示して興奮している気持ちを表しています。猫を遊んであげているときや、地震などが起こり、警戒スイッチが入ったときに見られるようです。

猫のひげが下方向に垂れている

猫のひげが下方向に垂れていて、表情も少し緩んでいるような状態は、体調が悪いもしくはリラックスしていることを示しているようです。猫の行動から、体調が悪いのか、リラックスしているのか判断しましょう。具体的には、人目の付かないところに好んでいるようなら体調不良、身体を伸ばして寝ているようならリラックス状態などです。

猫のひげが上方向にはねている

猫のひげが上方向にはねている(10時10分の方向)ときは、気分が良いことを表しているようです。飼い主とのスキンシップでゴロゴロと喉を鳴らして上機嫌なときに、ひげははねているかもしれませんね。

猫のひげが後方に退いている

猫がひげを後方に引きつけているときは、食事中に意図してひげを退けているものだと考えられます。食事中でもひげの機能を存分に働かせるためなのでしょうか。

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