猫の愛情

猫の殺処分をゼロにするためにできること

日本の猫の年間殺処分頭数

猫ブームが始まって、もはやブームというより定着してきた感のある猫ブーム。たくさんのかわいい猫の写真がTwitterなどにアップされて、魅力を知って新しく飼い始めた人も多いはず。そんな現在でも、この日本では年間7万頭もの猫が殺処分されています。飼われる頭数は増えているはずであるのに、なぜこのような数字になってしまっているのでしょうか?

猫の殺処分内訳

行政に引き取られて殺処分されている猫のうち一番多いのは野良の子猫で、半数以上を占めています。次に多いのは、野良の大人の猫。そして、飼い主から持ち込まれる子猫、大人の猫が合わせて15パーセントほどとされています。飼い主に持ち込まれた猫のうち、半数が離乳前の子猫です。つまり、自家繁殖して飼いきれずに処分しているということになります。

殺処分の半数は野良猫

殺処分されている猫のうちの半数以上が野良猫です。そして、野良猫が繁殖してしまうのはエサだけやっている人間がいるためです。エサがもらえるため、繁殖にまわす体力がついてしまい子猫が産まれる。結果、捕獲されて殺処分という負の連鎖が続いていきます。

ただでさえ野良猫のおかれた環境は過酷です。エサの確保、なわばり争い、暑さ寒さ、交通事故や人間に危害が加えられる猫もいます。その野良猫たちがかわいそうだからとエサを与えることで一時的な満足は得られるかもしれませんが、そのエサがきっかけで猫がさらに集まってしまい、糞や尿による悪臭が目立つようになり、時期になれば発情・繁殖し子猫が産まれ、どんどん猫が増える悪循環を招きます。

殺処分を無くすには

そもそもこのようなサイトを見る人は意識のある人だと思うので釈迦に説法状態だと思うのですが、殺処分を減らすためにできることを挙げていきます。

・飼育放棄しない
・飼い猫・野良猫に不妊手術を受けさせる
・迷子にしない(名札、マイクロチップで脱走に備える)、
・野良猫にエサを与えない

そもそも施設に入れさせないことが前提ですが、施設に入った後でもできることはあります。
・ペットショップで購入しないで、保護施設から引き取る
・保護団体に寄付やボランティアをする
・里親募集に協力する

特に新しくペットを飼うことになったら、保護施設から引き取るようにしてください。ペット先進国のドイツやアメリカでは、ペットはペットショップで買うのではなく施設から引き取ることが当然のこととして認知・実行されています。

また、飼うことはできなくてもお金や労働力で保護団体を支援して間接的に援助することもできます。

猫の不妊手術は絶対必要

堂々巡りになってしまいそうな話ですが、猫を飼える家庭はやはりある程度限りがあります。殺処分をなくす、つまりすべての猫が飼育されるには上限があるということ、猫の全体数を減らさなければならないということです。しかし、生き物というのは種の繁栄が目的ですので、放っておいたらどんどん増えていきます。

それを防ぐには、まず飼い猫を不妊手術する、自家繁殖をしないことに限ります。野良猫はいろいろ思うところはありますが、保護して飼育できれば最善です。野良猫の里親が見つからない場合でも、一旦捕獲して不妊手術、その後また野良に戻す活動も行われて成果を上げています。

こうした対策を行っていかないと、いまこの瞬間にも人間の手によって持ち込まれた猫たちが人間の手によって殺されています。不幸な猫は減りません。日本のペットへの法律は先進国に比べ数段劣っています。国を変えるより、自分たちひとりひとりが動物愛護の知識と意識を持ち、行動を起こしていくことが大切です。

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