猫を室内飼いしていると、どうしても気になるのが猫のトイレの臭いです。こまめに掃除をしているつもりでも、猫のおしっこやウンチは強烈なアンモニア臭を放ちます。特に夏場になると部屋の温度が上がり、嫌な臭いがしやすくなってしまいます。そこで今回は気になる猫のトイレの臭い対策を4つ紹介します。
システムトイレは臭い対策に有効
皆さんが現在使用しているトイレの形状はどのようなタイプですか?以前から猫のトイレとして利用されているのは、固まるタイプの猫砂を使用したトイレです。最近は消臭効果のある猫砂やトイレに流せる猫砂など、臭い対策に有効な猫砂も増えてきています。固まるタイプの猫砂は、固まった猫砂をこまめに取り除いていても猫のおしっこは底にたまりやすく取り残しやすいということがデメリットです。掃除のしにくさ改善や臭い対策として、システムトイレと呼ばれるタイプが猫のトイレの新しい代表となりつつあります。システムトイレはトレイが上下2段に分かれていて、上にチップ、下に吸収材を敷けるようになっています。1週間に1度下段の吸収材を取り換え、月に1度上段のチップを取り換えます。チップや吸収材には消臭効果が施されているため、閉め切った室内でも臭いがしにくいということが特徴です。従来のトイレで臭いが気になるという場合は、システムトイレに変えてみるのもひとつの方法です。
トイレの容器を洗うことも臭い対策のひとつ
猫砂やチップ、吸収材の掃除をこまめに行っていても、臭いが気になるケースがあります。トイレは猫砂などだけにつくわけではなく、容器からも臭いを発します。トイレの容器は月に1度は水洗いをして、臭いがきつくなるのを防ぎましょう。夏は月に2度ほど洗ってあげると臭いがしにくくなります。洗っても臭いが気になるようなら、トイレの買い替え時期かもしれません。新しいものと取り換えてあげましょう。
粗相をした場所は徹底した臭い対策を
猫が粗相をした場合、そこから臭いを発している可能性があります。猫のおしっこの臭いはただふき取っただけでは取り除くことが難しく、再び同じ場所で粗相をしてしまうケースがあります。粗相をしたら徹底した臭い対策をしましょう。まず、ペーパーでおしっこをきれいにふき取ります。フローリングなどの床の場合は、薄めた塩素系漂白剤で雑巾を固く絞りふき取りましょう。カーペットなどの場合は、熱いお湯をかけてふき取った後に薄めた塩素系漂白剤で絞った雑巾でふき取るといいでしょう。最近は猫のトイレの臭いを消臭するスプレーも市販されているので、消臭アイテムを利用することもおすすめです。
家の換気をすることで臭いを軽減
閉め切った室内では、どうしても臭いがこもりがちです。猫などのペットを飼っていない家庭でも、外出して帰ってくるともわっと生活臭がすることがあります。こういった臭いを防ぐには、換気をしっかりすることで臭いを軽減することができます。猫のトイレが匂いやすい夏場は、トイレを置いている場所の近くの窓をなるべく開けっぱなしにできるといいですね。冬なども1日に数回窓を開け放ち、部屋の空気を入れ替える習慣を付けましょう。窓を開けて換気をすることが難しいようなら、空気清浄器を使うという方法もあります。