猫の耳掃除の方法や必要性について

飼い猫の耳のお手入れはしてますか?猫の耳はヒトの耳に比べると耳穴の入り口部分が大きくて耳垢以外にも汚れがたまりそうに感じますよね。本稿では猫の耳掃除の必要性についてや耳掃除の適切な方法を取り上げます。

猫の耳の構造

猫の耳の入り口のひらひら部分は耳介(じかい)といって、集音をする役割を持っています。その奥の音の通り道を耳道(じどう)といいます。耳道は途中で折れ曲がっていて、ちょうどアルファベットのLの字を作るような形になっています。

綿棒などで奥まで耳掃除をしようとすると、その部分にぶつかって耳を傷つけてしまう可能性があります。病院などでは綿棒を使用しないことが推奨されているようです。

猫の耳垢

猫耳という言葉があるように、猫は耳垢が脂っぽいです。耳垢は鼓膜の方から新陳代謝により剥がれ落ちた皮膚と耳道にある耳垢腺(じこうせん)と皮脂腺からの分泌物が混ざったものです。耳垢腺や皮脂腺は耳の入口付近にあり、耳垢がたまるのは入り口から1センチくらいであると考えられています。

猫の耳掃除の必要性

猫の耳は耳垢を自然と外に出す仕組みなっているようです。しかし、耳垢のたまりやすさや湿っぽさには個性があり、あまりにも汚れているようでしたら掃除してあげることも必要でしょう。

猫種スコティッシュフォールドの耳は折れているために通気性が悪く、雑菌が繁殖しがちです。飼い主のマメな耳チェックが必要でしょう。

また、耳垢にはリゾチームという抗菌作用がある成分が含まれています。耳垢が存在するおかげで菌の繁殖を防ぐのです。あまりにも湿っぽく汚ければ菌が繁殖する原因になりますし、常に綺麗にしすぎるのも抗菌作用が働かなくなってしまいます。

したがって、ゴミが付着していたり、かなり湿っぽいまたは汚いときに耳掃除をしてあげるのが良いのではないでしょうか。10日に1度くらいが良いかもしれません。飼い主のマメなチェックが大事ということですね。

猫の耳掃除の方法

まずは、耳を観察しましょう。そのときにあたまを振って嫌がる、うしろあしでかく、耳を傾けたり、呻くように鳴く、耳からクサイにおいがする場合は外耳炎の可能性があるので耳掃除をせずに動物病院に連れていきましょう。

異常がないことを確認したら、ティッシュペーパーや脱脂綿などで、耳の入口付近を優しく拭いてあげましょう。動物病院では耳の洗浄液が販売されています。洗浄液には殺菌作用、角質溶解作用があり、より綺麗に汚れを落とすことができます。

耳の奥を掃除するときは、洗浄液を耳に直接入れて、耳の根本を押してクチュクチュしてあげます。ですが洗浄液を拭ききれず耳に残ってしまい別な病気に発展してしまうことも考えられますので、動物病院に連れていき獣医さんに適切な処置をしてもらったほうが無難でしょう。

猫の外耳炎

外耳道炎とも呼ばれ、音の通り道の外耳道(がいじどう)に炎症が発生した状態です。症状はにおいがある湿った耳垢がたまり、耳が臭くなります。また、痒みや痛みを引き起こして猫が耳を引っ掻いたりしてしまいます。

外耳炎の原因はさまざまで、寄生虫、アレルギー、腫瘍、細菌や真菌の感染などがあります。耳を綺麗にしておくことで防げる原因もあるので、耳のチェックを怠らないようにしたいですね。外耳炎の症状が見られたら動物病院に連れていきましょう。

さいごに

猫は他の動物よりも聴覚が優れており、耳は特に大事な器官です。 耳から聞こえてくる音によって、方向や距離を聞き分けているのです。猫を飼っていると耳だけでさまざまのものを聞き分けているのがよくわかります。

猫にとって大事なものであるからこそ、病気になってしまっては大変です。わたしたちも念入りにチェックするようにしましょう。

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